書籍版「バーン・ホワイトウェイブ」先行予約申込み

バーン・ホワイトウェイブ

夏の終わりに消滅した、花のような彼女
(スタジオンパブリッシング)

水無月彩椰 (著)

和服姿のバーチャル・ヒューマノイド「白波」が過ごす夏の終わりの物語。わふくジェネコミュニティから生まれた文芸小説がついに書籍化!→ 小説についてもっと詳しく知る

《書籍詳細》
・著者サイン本をご提供
・価格 (税込):1,650円 (別途送料300円)
・出版社 ‏ : ‎ スタジオンパブリッシング 第1版
・発売日 ‏ : ‎ 2023/10/15
・言語 ‏ : ‎ 日本語
・単行本ソフトカバー 250ページ
➜ 書籍の購入はAmazon.co.jpにて

〜現在開発中〜
WAFUKU Labsと大手エンタメ企業が手掛ける「バーン・ホワイトウェイブ」新たな展開。

プロローグ

「──大丈夫です。私、八月三十一日に、寿命で消滅しますから」

人付き合いが苦手な高校生・四宮夏月が引き取ったのは、”白波”と名乗る祖父の遺産、余命一ヶ月のバーチャル・ヒューマノイドだった。田舎の島へと帰省した彼は、夏休みの間だけ、白波のマスターとして同棲することに。
しかし家事もままならないポンコツヒューマノイドは、「マスターの頼みをなんでも叶えます!」と、自らの有用性を証明しようとする。夏月が頼んだのは、『十数年前に出会った初恋の相手』を探すことだった。

「──これが最後の夏休みなので、せめて、この夏休みを楽しく過ごせたら嬉しいです」

世界規模の海面上昇により沈みゆく運命にある小さな島で、穏やかに消滅を迎えるヒューマノイドは、”最期の夏休み”をマスターと過ごす。

これは夏の哀愁とノスタルジー、そして”夏休みの過ごし方”を描いた、どこか懐かしくて物悲しい、儚い夏物語。